2010年12月19日日曜日

Virtual PC 2007にUbuntu 10.10 Serverを入れてみました

Windows XPにて、既にVurtual PC上に作成したバーチャル ハードディスクに、Ubuntu 10.10 Serverをインストールしました。

ググッてみても(Googleで検索してみても)、Virtual PCにUbuntuのデスクトップ版をインストールしたというサイトは、結構、参考になるものが多いのですが、Server版はあまり参考になるものが見当たりませんでした。
Linuxも素人な私ですが、仕方なく、手探りで進めてみました。

まずは、下記のサイトからUbuntuのisoファイルをダウンロードしました。

Ubuntu
http://www.ubuntu.com/server/get-ubuntu/download

ダウンロードしたのは Ubuntu Server Edition 10.10 32-bit の ubuntu-10.10-server-i386.iso です。

早速インストール作業開始。作成してあったバーチャル ハードディスクを起動しました。

画面に流れだした文字を見ていると、DHCPを探しているような感じでしたが、私の環境にはDHCPは動作させていないので、失敗するだろうなぁと思いつつ暫く待っていました。やがて、

Reboot and Select proper Bppt device
or Insert Boot Media in selected Boot device

という文字が表示されましたので、Virtual PCのメニューから「CD」>「ISOイメージのキャプチャ」を選択し、ダウンロードした「ubuntu-10.10-server-i386.iso」ファイルを選択して、「Enter」キーを押しました。

ここからはマウスでなくキーボードで操作となりました。

「Language」は矢印キーで移動して、日本語を選択(Enter)。

「Ubuntuサーバーのインストール」を選択。

「Keyboard」の選択で、私のキーボードはDell製なので、「DELL」を選択。

「Origin of the Keybord」で、「Japan」を選択。

「Layout」も「Japan」を選択。

次にDHCPを探していていたようですが、やがて、

ネットワークの自動設定に失敗しました
あなたのネットワークはおそらく、DHCPプロトコルを使っていません。または、DHCPサーバが遅いか、何らかのネットワークハードウェアが正しく動作していないのでしょう。

とでましたが、「続ける」にて続行。

「ネットワークの設定」の画面になったので、「ネットワークを手動で設定」を選択して、ウィザードに従ってネットワークの設定をしました。
※Num Lockがかかっているのに気づかず、少し戸惑いました。

以下は私の環境での設定(備忘録)です。
IPアドレス:192.168.***.110
ネットマスク:255.255.255.0
ゲートウェイ:192.168.***.1
ネームサーバーアドレス:192.168.***.1
ホスト名:ubuntuserver
ドメイン名:Workgroup(家庭内のWorkgroup環境なので、何でもいいと思って)

「パーテーショニングの方法」で、LVMというのがよく分かりませんでした。
ここは「ディスク全体を利用する」を選択しました。

「パーテーショニングのディスクの選択」は、選択肢が1つだったので、そのまま。

「ディスクのパーテーショニング」で、「はい」を選択しました。

ユーザーとパスワードの入力を求められました。
以下は私の環境での設定(備忘録)です。
フルネーム:mac******
ファーストネーム:mac
パスワード:*******

「ホームディレクトリの暗号化」は、必要ないと思い「いいえ」を選択。

「HTTPプロキシの情報」は、空欄のまま「続行」。

「システムのアップデート」は、「自動的にアップデートしない」にしました。ここら辺は、個人のネットワークでのテスト利用でなければ、考えないといけませんね。

いろいろなサーバー機能を追加インストールするか聞いてきました。
「LAMP Server」とかは興味ありますが、とりあえず、後で追加設定するのも勉強になるかと思い、とりあえず何も選択せずに「続行」。

「grub-pcを設定しています」ということで、マスターブートレコードにGRUBブートローダーをインストールしますか?」ときかれました・・・正直、わかりません。しかし、私の環境ではこのようにも聞いてきました。

「ここでインストールされるものは、このコンピュータの唯一のオペレーティングシステムのように見えます。もしそうであるならば、あなたの1番目のハードドライブのマスターブートレコードにブートローダーをインストールするのが無難でしょう」

とあったので、「はい」を選択肢ました。

これでインストールは完了です。
暫くするとUbuntuの起動メニューが表示されました。

ところが、感激も束の間、突然、Windowsのエラーメッセージが!

「回復されないプロセッサエラーがでました。バーチャルマシンはリセットされます。」

Virtual PCででたエラー

ガーン!

とりあえず、色々とググッて(Googleで検索して)みると、起動オプションを追加することで、回避ができるようでした。

エラーメッセージは「はい」で閉じることができますが、同じエラーがループのように繰り返されます。
そこで、Ubuntuの起動メニューが表示されてる間に、「E」を押します。

UbuntuServerの起動メニュー

すると、「GNU GRUB」というタイトルの画面が表示されます。
その画面で、矢印キーで中段以降にある「quiet」という文字の後ろまで移動します。
そして、スペースを一つ空けて、次の文言を付け加えます。

noreplace-parvirt vga=791

※私の環境では、Num Lockがかかっていたので、その点、注意が必要でした。
※なぜかこの入力の時だけ、「=」を入力するのにキーボードの「^」を押さないとでませんでした。

Ubuntuの起動にオプションを追加した画面

そして、起動をするために、

Ctrl+X

を押します。

やがて、Ubuntu Serverのログインの文字が画面に現れました。これで、何とかUbuntu Serverの起動は成功です。



しかし、このままでは、毎回、起動時に同じ処理をしないといけないようでした。
そこで、起動時の設定ファイルに、予め同じ処理を書き込んでおくことで、普通に起動できるようになるとのことでした。

ユーザー名とパスワードを入力してUbuntuにログインすると、

username@domainname~$

というった、「ユーザー名@サーバー名~$」が表示されれば、ログインOKのようです。

これから設定ファイルを編集します。設定ファイルの編集は、どんなシステムでも緊張します。誤った設定をして、システムがおかしくなるのは自己責任だからです。

ファイルの編集は、Ubuntuに始めから入っている vi というテキストエディタ(コマンド?)で行ないます。

viコマンドの引数にファイルのパスを指定するようです。今回操作するファイルは、

/etc/default/grub

になります。

また、このファイルの編集には、管理者権限が必要だそうで、Ubuntuでは管理者権限で操作するには、頭に「sudo」をつけるそうです。この為、次のように入力して、viでgrubファイルを編集します。

sudo vi /etc/default/grub

パスワードを訊いてくるので、自分のパスワード(ログインした時と同じ)を入力します。

vi が起動すると、grubファイルの中身が画面に表示されます。
但し、viの操作は、私のようなWindowsユーザーには、異質のものでした。カーソルの移動や検索を行なうモードと、文字を入力するモードを切り替えながら編集します。詳細は下記のサイトを参考にしました。

Homeserver on Vine Linux
http://www.jitaku-server.net/vi.html

まずは、
jキー(下へ移動)、lキー(左へ移動)で

GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quite"

の「quite」の後へ移動します。

ここで、「noreplace-parvirt vga=791」を追加するために、編集モードへはいる「i」キーを押します。
すると、Windowsのノートパッドで編集するのと同じ感覚で文字が入力できるので、

GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quite noreplace-parvirt vga=791"

とします。そして編集モードから抜ける為に、「Esc」キーを押します。そして、保存して終了する為に、

:wq

を入力して「Enter」キーを押すと、grubの編集は終了です。
最後に、編集したgrubファイルの設定を、起動時に反映するために、

sudo update-grub

を実行しました。
これで、一旦、「Exit」と入力してログアウトします。

Ubuntuを起動しているVertual PCの画面も一旦、「×」閉じして、再度、Ubuntuのバーチャルハードディスクを起動します。

すると、最初の1回目は同じエラーがでます。でも、その後は、エラーもでずに進むようになりました。とさ。

2010年12月18日土曜日

Virtual PC 2007で初めてバーチャルマシンを作成してみました

Windows XPにインストールしたVirtual PC 2007 SP1にUbuntu 10.10 Serverをインストールしたいと思い、まずは、前準備として、Vurtual PCに下地となるバーチャルマシンを作成するまでを行ないました。

しかし、Virtual PCも初めてなら、Linux系OSをインストールするのも初めてです。操作をしたことはありますが、GUIのついたもので、正直、LinuxのLの字もわからない私です。
Linuxを一から勉強する気持ちでやってみるつもりです。

Vertual PCを起動して「新規」ボタンで新しいバーチャルマシン(仮想環境とでもいうのがいいんでしょうか?)を作成しました。

ウィザードが始まったので、指示に従って作成を進めました。

オプション:
バーチャルマシンの作成

名前と場所:
名前はなんでもいい様ですが、後々、インストールした内容が判り易いように「Ubuntu10.10Server」としました。
個人的に、名前に「.」を入れるのは余り好きではないのですが、なんとなくバージョンも付けて名前管理した方がいいかな・・・と。
場所に関しては、私は色々な保存先として、Dドライブを作成してそこに集めているので、任意の場所に変更しました。

オペレーティングシステム:
その他

メモリ:
RAMの調整で1GB(1024MB)を割り当ててみました。
ちなみに私のPCは、マイコンピューターの「システムのプロパティ」で見ると、3.25GBバイトのメモリを搭載しています。
タスクマネージャーの「パフォーマンス」のところで見ると、「物理メモリ」の「利用可能」の欄には2GB以上の空きがありました。

バーチャル ハードディスクオプション:
新しいバーチャルハードディスク

バーチャル ハードディスクの場所:
先の場所と同じところにして、20GB(19968MB)を割り当ててあげました。

これにてVirtual PCの方の設定は完了のようです。
正直、メモリやHDDの割り当ては感覚で、テスト+ある程度(がっつりでない程度)の利用ができるぐらいは割り当てたつもりです。

まあ、最悪、手間はかかるけど、調子が悪そうならバーチャルマシンを削除してやり直してもいいや、という気軽な気持ちもありました。

後で、ここにUbuntuをインストールしてみます。とさ。

2010年12月12日日曜日

WindowsXPにphpMyAdminをインストールしました

MySQLを利用するのに、phpMyAdminをインストールしました。そのメモです。

MySQLをグラフィカル(?)に利用する為のツールです。下のサイトからダウンロードしました。

『phpMyAdmin』
http://www.phpmyadmin.net/home_page/downloads.php

ダウンロードしたのは次のファイル。

phpMyAdmin-3.3.8.1-all-languages.zip

解凍してできたフォルダの名前を「phpMyAdmin」にして、Apacheのhtdocsフォルダの直下に配置しました。
それで早速、

http://localhost:8080/phpmyadmin/
※私のパソコンではApacheを8080番ポートで利用しています。

とアクセスしてみましたが、エラーが表示されました。どうやらPHPでMySQLを利用する為の準備ができていなかったのでエラーとなったようです。

そこで、PHPのphp.iniで、

extension=php_mysql.dll

を、文頭からコメント文字を消して利用できるように変更しました。
するとどうでしょう、見たことのあるphpMyAdminのページが表示されるようになったではありませんか。

でも、ページのかなり目立つ部分に、下のエラーチックな表示が表示されていて、どうにも目障りな感じす。

・「設定ファイルが秘密のパスフレーズ (blowfish_secret) を必要とするようになりました」

・「リンクテーブルを処理するための追加機能が無効になっています。理由についてはこちらをご覧ください」

それで、これらを表示されないように、ググッて(Google検索して)、設定を変更しました。
2つあるのですが、どちらも、phpMyAdminの設定の変更です。phpMyAdminのフォルダの中にある

config.sample.inc.php

というファイルをコピーして、

config.inc.php

としてconfig.sample.inc.phpと同じ位置に保存しました。

ますは、「設定ファイルが秘密のパスフレーズ (blowfish_secret) を必要とするようになりました」です。
どうやら「秘密のパスフレーズ」とやらを設定するといいようです。config.inc.phpの下記の文に、「XXXXXX」を
付け加えました。

$cfg['blowfish_secret'] = '';

$cfg['blowfish_secret'] = 'XXXXXX';
※XXXXXは任意です。

つぎに、「リンクテーブルを処理するための追加機能が無効になっています。理由についてはこちらをご覧ください」です。
実際に「こちらをご覧下さい」の内容を確認し、config.inc.phpの以下の文の文頭のコメント記号を消しました。

$cfg['Servers'][$i]['pmadb'] = 'phpmyadmin';
$cfg['Servers'][$i]['bookmarktable'] = 'pma_bookmark';
$cfg['Servers'][$i]['relation'] = 'pma_relation';
$cfg['Servers'][$i]['table_info'] = 'pma_table_info';
$cfg['Servers'][$i]['table_coords'] = 'pma_table_coords';
$cfg['Servers'][$i]['pdf_pages'] = 'pma_pdf_pages';
$cfg['Servers'][$i]['column_info'] = 'pma_column_info';
$cfg['Servers'][$i]['history'] = 'pma_history';
$cfg['Servers'][$i]['tracking'] = 'pma_tracking';
$cfg['Servers'][$i]['designer_coords'] = 'pma_designer_coords';

ところが、「pmadb」以外は「Not OK」として依然として解消されません。悩んだのですが、どうやら、

$cfg['Servers'][$i]['pmadb'] = 'phpmyadmin';

の「phpmyadmin」というデータベースを作成しとかないといけない様子でした。
phpMyAdminのフォルダの下に「scripts」フォルダがあり、その中にある

create_tables.sql

を実行すればいいそうです。そこで、Cドライブの直下にコピーしてコマンドプロンプトで

mysql -u root -p < C:\create_tables.sql

としてSQL文をMySQLで実行すると、phpmyadminというデータベースが作成されました。
これで、改めてブラウザでphpmyadminにアクセスすると、すっきりと表示されました。とさ。

WindowsXPにMySQLをインストールしてみました

最近、Apache + PHP + PostgreSQL の環境にてPHPの勉強をしていました。
ちょっと身につくと、実際に「自分以外に向けて公開できるものを作ってみよう」と考えるようになりました。

そうすると、利用しているレンタルWebサーバー(スペース?)などの点から、データベースはMySQLにしておいたほうが何かと都合がよさそうなので、MySQLを自宅の端末にインストールしてみることにしました。
以下はその際のメモです。

まず、MySQLを以下のサイトからダウンロードしました。
『ORACLEのMySQLのサイト』
http://dev.mysql.com/downloads/mysql/#downloads

この中にある
「Windows (x86, 32-bit), MSI Installer Essentials - Recommended」
との名前で掲載されていた、以下のWindows用インストーラータイプのファイルをダウンロードしました。
mysql-essential-5.1.53-win32.msi

次にインストールを行なったのですが、基本的にはウィザードの進行そのままですが、以下のサイトを参考にしました。

『九州大学 大学院システム情報科学研究院 金子 邦彦 研究室 Web ページ MySQL インストール (Windows の場合)』
http://www.db.is.kyushu-u.ac.jp/rinkou/mysql/mysqlinstall.html

インストーラーでインストールすれば、既にパスが通っているはずなので、MySQLに早速アクセスしてみました。
コマンドプロンプトを起動して、

mysql -u root -p

と実行すると、

Enter password:

とパスワードが求められたので、インストール時に設定したパスワードを入力してみました。すると、

ERROR 2003 (HY000):Can't connect to MySQL server on 'localhost' (10061)

のエラーが表示されました。なんだろう?と思って上のエラー文章でググッてみる(Google検索してみる)と、次のページにずばり。

『MySQL でいこう!』
http://mysql.deikou.com/pages/000103.html

サービスとしてMySQLが実行されてなかったんですね。
そこで、コマンドプロンプトで、

net start mysql

としてサービスを開始しました。とさ。

2010年12月11日土曜日

イントラでExcelの資料が開けない!

社内のネットワーク上で、情報を共有する場合に、「イントラ」と呼ばれる仕組みをよく利用します。

インターネットのように公開されたものではなく、社内のネットワークのような閉じられたネットワークなので、インターネットに対して「イントラネット」と呼んでいる・・・みたいな事を本で読んだような気がします。

私の場合、他の会社のネットワークに触れる機会もあり、社内のネットワーク上でWebサーバーを立てて、ブラウザで閲覧している情報共有の仕組みを「イントラ」と呼んでいる場合が多いようです。

で、新たにネットワークを構築する場合、「ファイル共有(ファイルサーバー)でいいんじゃねえの?」なんてことを利用者の方から良く効きます。
サーバー上のフォルダを共有して、みんながそこにアクセスできるようにすればいいじゃんということです。

でも、そういったファイルは、編集させるためではなく、情報共有の為にファイルを共有することが多く、実は編集をさせたいのはごく一部の人なので、ファイルの管理の面からも、私はイントラを利用することを進めています。
よく、「間違ってファイル消しちゃったので、バックアップから戻せませんか~」と簡単に言われ、忙しい時に「ムッ」とすることもありますし。

他にも、ファイルサーバーだと、大量の人がアクセスすると、サーバーに、もの凄い負荷がかかるような気がしてなりません(といっても、実際に調べたわけではないのですが・・・)。
Webサーバーで、HTTPでデータを取得させるほうが、負担が軽い気もしますし(これも、実際に比較したわけではないのですが・・・)。

ある時、イントラで、「リンク先のエクセルのファイルが開けない」ということがおこりました。
それも、Excel(エクセル)の入っている端末だと開くのに、Excel Viewer(エクセル・ビューワー)だと開かないというのです。

この時は、ちょっと焦りました。というのも、導入時、閲覧中心の端末は、費用削減の為にExcelではなく、Excel Viewerにしましょうと提案したのが私だからです。

エラーメッセージが表示されるというので、実際に開いてみると、「ファイルのパス名が長すぎて開けません」といった意味のメッセージが出てました。

どうやら、WebサーバーからHTTPでExcelファイルを開こうとすると、ローカル側に一時的にファイルをコピーするようなイメージで仮のファイルを作って開くようなのですが、その時に、もとのファイルの名前が余りにも長いと、Excelのファイル名(というかパス)の長さの制限にひっかかって開かないようです。

で、仮のファイル名は「・・・44q%%&$dakjfasd;lkfjasd%sdafa234vsaASEF3q45q345qq.xls」みたいな名前になるようなのですが、Excelだとその処理がギリギリ開ける長さで、Excel Viewerだとアウトになってたみたいです。

ネットで検索したところ、端末のレジストリの設定で、なんとか回避ができるようなので、事なきを得ました。と。


参考サイト
マイクロソフト サポート オンライン
[XL2002] 長い URL から Excel ファイルが開けない問題
http://support.microsoft.com/kb/416351/ja